薔薇のお話

 薔薇は植物の中でも歴史が古く、とても種類の多い科目です。けれどもその古い歴史の中でも、『青い薔薇』だけはなかったので、世界各地で青い薔薇を作り出そうとして研究が続けられていました。
 青い薔薇の開発途中、1995年、同じように不可能と言われてきたカーネーションに青色が誕生しました。(サントリー株式会社とフロリジン社との共同開発)そして後の2004年6月、ついに世界で初めてバイオテクノロジーを用いた開発に成功し、『青い薔薇』が誕生しました。パンジーから取り出した青色色素を作る遺伝子を薔薇に組み込み、機能させることによってバラの中で青色色素を作り出し、花色の変化を実現させたそうです。
 花には花弁の細胞の中に色素があります。青い花にはアントシアン系デルフィニジンという色素が必要らしいのですが、薔薇にはそれがもともとないため、何度交配をしても出来なかったのです。それゆえに「Blue rose」という言葉には、「不可能」「ありえないもの」という意味がありました。
 どこか神秘的な雰囲気を持つこの言葉が、バイオ・ローズの誕生によってその意味を失ってしまったことに淋しさを覚えるのは、私だけでしょうか…?
薔薇の写真館
AICHAN WEB